オーナーである私は単身赴任で某企業の仙台に勤務し数年後に定年を迎える矢先でした。 未だ記憶が新しく鮮明に覚えておりますが、皆さんご存知の「３．１１東日本大震災」に直面し東北の広範囲に渡る大津波・建物全壊・大火災・放射性物質の拡散等とまさに地獄を見る光景でした。 職業柄、発生当日から復旧・復興作業の緊急体制を敷き、被害の大きかった海岸沿いに住まれるお客様の 被害をやっとのおもいで調査しました。インフラの甚大な被害は勿論のこと、食したいがその食べ物も無く 途方に暮れる人々の不安と落胆な顔が脳裏に焼き付いております。この半年後に父が他界しました。 この大きな出来事を通し、私は定年後の第二の人生の生き方を決定付けました。父が残してくれた果樹栽培に 適した土地を最大限に生かし、週末に手伝い学んだ技術を生かし食の大切さや有難さを願いつつ ＇くだもの栽培・販売＇を通し、お客様の満足、いや感動されたお客様のお顔を絶えず創造し続けることを 神尾果樹園の＇想い＇と＇ねがい＇としております。